お悔やみの言葉というと
「ご愁傷様でございます。」という言葉がぱっと思いつきますが
この言葉、キリスト教葬儀だと使うのはNGなんです!!
キリスト教では使えないけど、仏教では使えるこの言葉・・・
なにが違うのか考える機会があったので、仏教の考えと比べながら
紹介したいと思います(*^_^*)
◆仏教の葬儀でお悔やみの言葉がある理由
キリスト教と仏教では死に対する受け止め方・考え方が
違うというのが大きな理由になるみたいです。
仏教だと人の死は「人生の終焉」という考え方が主流となっており、
故人の遺族は、故人との最後の別れを惜しみ、悲しむもの。
そのため、葬儀に出席する方たちは記事冒頭にもあるように
遺族に対してお悔やみの言葉をかけ慰めます。
◆キリスト教葬儀でお悔やみの言葉がない理由
キリスト教では「人の死」を「人生の終焉」ととらえていません。
「死」は地上での罪を許され、神様によって天に召されることを意味するため、
祝福されるべきことなんだとか。
だから、キリスト教葬儀ではお悔やみの言葉というものは
必要ないんですね~
◆キリスト教葬儀のお悔やみの言葉
お悔やみごとではないとはいえ、最愛の家族や伴侶が亡くなったことは
悲しいことに変わりないはず。
なので、実際にキリスト教葬儀に参列した場合は
「安らかな眠りをお祈りいたします。」
「天に召された***さまの平安をお祈りいたします。」
「寂しくなると思いますが、神様の平安がありますように。」
といった慰めの言葉をかけるのが良いのではないかな。と思います。
◆まとめ
宗教によって「人の死」に対する捉え方・考え方は
まったく違うものなんだなぁと改めて勉強になりました。
私は葬儀に関する職種についているため
(まだまだ半人前にもなっていない勉強中のみですが・・・(~_~;))
今まで考えたこともなかった!!ということがよくあります。
そういったことを意識し、学ぶ機会に恵まれている事に
日々感謝、感謝です。